駐米中国大使の崔天凱氏は5月18日、米国百人会2017年年次総会表彰晩餐会に招かれ、「一帯一路」構想や中米関係、中米首脳会談に関する基調講演を行い、相互連結が世界の発展促進と中米関係の推進に重要な意義を持つと強調した。
崔・大使は、世界が今、大変革時代にあるとの見方を示した。物品や財産が絶え間なく蓄積し、科学技術が日進月歩で、文明が力強く発展していると指摘。一方で、所得の格差、貧困の蔓延、情報の格差、環境の悪化、極端な思想、グローバル化の試練などの問題が人々を悩ましていると話した。
現在の世界の新たな情勢に対し、中国が打ち出した病気と病原を治療できる総合的施策の「処方箋」は、人類運命共同体を構築し、ウインウイン・共有を実現する。そのカギとなるのは相互連結だ。人体の生気と血液の流動が人に生命力を与えるように、全世界の繁栄を実現するには、相互連結が必要となる。