哈爾浜(ハルビン)税関によると、5月19日までに、中国がロシアからパイプラインを通じて輸入した原油が1億トンを超えた。この日は、2011年1月1日の開通後、中国・ロシア原油パイプラインが安全・安定的に運営された第2331日目に当たる。
中国・ロシア原油パイプラインは、ロシア極東パイプライン・スコボロディノ輸送サブステーションからロシアを通って、中国国内で最初となる興安ステーションにつながり、さらに黒龍江省と内モンゴル自治区の市・県・区13カ所を経て終点の大慶ステーションまでを結ぶ、中国の原油輸入において東北方面の重要ルートとなっている。このパイプラインは、中国が主に鉄道輸送に頼ってロシアから石油を輸入していた歴史を変え、輸送量を大きく増やしただけでなく、輸送コストも大幅に引き下げた。ロシア原油輸出の安定市場を開拓すると同時に、中国への安定的な石油供給を実現した。
税関のデータによると、現時点で、中国・ロシア原油パイプラインの貿易額は625億7300万米ドル、輸入関連税は657億800万元に上る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月22日