アベノミクスが掲げる発展の公式は、雇用が増えれば、収入が増え、消費が拡大し、物価が上昇し、デフレから脱却して、経済の好循環が生まれるというものだ。だが経済専門家の観察によれば、「国際原油価格の上昇がもたらした輸入価格の上昇と野菜などの季節商品の価格変動を除くと、日本がデフレから脱却したと確定するのは難しい」という。アベノミクスの「3本の矢」から「新3本の矢」に至るまで、産業構造の改革促進や生産性向上などの課題は長らく議論されてきたが、実際の取り組みとなるとかけ声ばかり大きくて中身や成果は乏しいと言わざるを得ない。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月25日