英『フィナンシャル・タイムズ』の4日の報道によると、世界の豪邸市場は供給過多であり、多国のデベロッパーは豪邸を売るためにさまざまな方法を考えている。ニューヨーク、バンクーバー、上海などをはじめとし、世界的な豪邸ブームが5年続いており、世界の供給過多は終わったとみられる。不動産情報を提供する第一太平戴維斯(サルビス)によると、ロンドンで今年竣工し売り出されていない物件の数は過去10年のどの時期より多い。
ハンプトン国際は高級住宅を販売するイギリスの仲介会社である。同社の研究部門の責任者は4日、取材に対し「現在の市場はまだ様子見の時期で、投資家もデベロッパーも状況をうかがっている。国際情勢の変化も住宅購入者の決心に影響している」と話した。同責任者によると、2010年、「アラブの春」により中東の富裕層は資金を海外に移したが、その動きはもうない。また、一部の国の金融分野における監督管理・制限措置も住宅購入に影響している。統計を見ると、近年、海外の購入者の数は確かに減少している。2016年、中国やインドなどの購入者は同社のロンドン市中心部の販売量の33%を占めていたが、最近は4%に低下している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月6日