BNPパリバ・フォルティスのアジア太平洋担当アナリストは、「中国経済は発展の転換点に直面しており、業界は中国の上半期経済統計を注視している。今回の経済統計により、中国経済が安定のなかで改善に向かっていることが明らかになった。なかでも中国の貿易統計はポジティブな内容となり、世界経済のエンジンとしての力を証明した」と語る。
EUのシンクタンク・ブリューゲル(ブリュッセル欧州世界経済研究所)の経済学者マレク氏は、「ここ30年、中国はグローバル化の潮流の中で貧困削減をめぐり顕著な成果を上げ、目覚ましい経済成長を遂げた。現在の世界に現れた新たな試練に向き合い、中国はグローバルな自由貿易を守り、保護主義に反対すべきだ。中国は今後も金融体系改革を安定的に推進し、地域とグローバル金融の安全に向け貢献する必要がある。また、成長モデルの転換を継続し、科学技術の進歩を足がかりに経済の持続可能な成長を促す必要がある」との見方を示した。
ブルガリアの経済サイトInvestor. BGは、「経済統計から、中国政府が経済の持続可能な発展を積極的に推進しており、経済発展の質的向上に注力していることが明らかになった」と指摘。フィッチが中国経済の成長見通しを「安定的」で据え置いたことは中国経済の実情と一致するとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月19日