珠海の横琴口岸(通関地)と万山口岸はこのほど、国家品質監督検査検疫総局の通関地核心能力構築の審査をそれぞれ92.93と90.18の優秀な成績で通過した。これは珠海の通関地核心能力構築がさらに整い、通関地における公共衛生リスクと突発公共衛生事件の予防・制御・対応能力がさらに高まったことを示している。
通関地の核心能力は、「国際保健規則(2005)」が規定する指定入境通関地が備えるべき能力であり、通関地における通関環境と都市の競争力をはかる重要な指標の一つとなる。「国際保健規則(2005)」は、各締約国の指定空港と港湾、陸路の通関地における公共衛生核心能力の構築に国際法のレベルから明確な要求を掲げた。2016年7月、国家品質監督検査検疫総局は、「『国際保健規則(2005)』通関地核心能力動態監督管理規定」を通達・実施した。すでに基準到達の審査と検収を終えた通関地に対しては、毎年ランダムで20%の通関地を選んで照合と監督指導、検査を行い、5年ですべての通関地をカバーし、通関地の核心能力を引き続き強化し向上させていく。2016年12月30日までに、基準に到達した通関地は全国で268カ所に達した。このうち珠海には8カ所がある。
全方位的な審査を経て、監督チームは、横琴通関地と万山通関地の核心能力構築の多くのポイントを高く評価し、▽地方政府は主導的な役割を十分に発揮し、通関地のインフラ施設建設を保障し、通関環境を整え、通関地の核心能力構築の実施を大いに促進した、珠海検験検疫局は、監督管理モデルを革新し、税関や国境検査などの部門との協力メカニズムを強化し、通関地の衛生の予防・制御水準を高めた、衛生監督管理のプロセスを改善し、専門人才チームの建設を強化し、先進的な検査設備を配備し、科学的な予防・制御水準を高め、通関地の衛生安全を確保し、公衆の健康の維持をはかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月21日