▽第5のシグナル:不動産市場の安定のための長期的メカニズムの構築を急ぐ
上半期には、新しい不動産コントロール政策の効果がさらに顕在化し、全国の不動産価格は全体として安定し、大中都市70ヶ所の住宅販売価格の低下と上昇幅の鈍化がいずれも進行した。分化を続ける不動産市場に直面して、下半期の政策にはどのような動向がみられるだろうか。
会議での見方:不動産市場を安定させ、政策の連続性と安定性を堅持し、長期的に効果を発揮するメカニズムの構築を加速する必要がある。
コメント:国務院発展研究センターの任興洲研究員は、「ここから下半期も引き続き不動産のコントロール政策を続けるとのシグナルが伝わってきており、引き続き投機的需要を抑制し、不動産分野での『デレバレッジ』を堅持し、隠れた金融リスクを取り除き、バブルの蓄積を防止する必要がある。これと同時に、不動産の長期にわたり効果を発揮するメカニズムと基礎的制度の構築を強化し、居住用不動産ニーズと住み替えのニーズを支え、賃貸住宅市場の発展に力を入れ、不動産市場の健全な発展を促進する必要がある」との見方を示した。