▽第6のシグナル:外資と民間投資の安定をはかる
上半期に、中国の民間投資の伸びは回復したが、増加率は鈍化したままだった。同時に、実行ベース外資誘致額が連続のマイナス成長となった。下半期はどのようにして有効な投資の増加率鈍化の流れを断ち切ればよいだろうか。
会議での見方:外資と民間投資を安定させ、信頼感を安定させ、知的財産権の保護を強化し、外資の市場参入を拡大し、投資家に対するビジネス環境の吸引力を増強する必要がある。
コメント:商務部(商務省)国際貿易経済協力研究院地域経済協力研究センターの張建平センター長は、「外資と民間投資はいずれも中国経済のモデル転換・高度化を推進する重要なパワーだ。私たちは市場環境の最適化に向けてたくさんの努力をしてきたが、引き続きさらなる改革開放の拡大を通じて吸引力を増強する必要がある。たとえば生産型サービス業、生活型サービス業、戦略的新興産業への参入のハードルを引き下げ、ネガティブリスト管理モデルを導入し、行政審査のプロセスを簡素化し、政策・法規の透明性を向上させることなどを通じて、民間資本と外資が中国経済構造の最適化に果たす役割をよりよく発揮させることだ」と述べた。