中国企業連合会、中国企業家協会が10日発表した2017年の「中国企業トップ500社」によると、500社を合わせた2016年の売上高は前年比7.64%増の64兆元に上った。初の60兆元台乗せとなり、2年続いた減少に歯止めがかかった。前年の売上高はその前の年に比べ0.07%下回った。
ランキングから中国製造業が若干ながら回復したことがうかがえる。2017年の中国トップ500社のうち、製造業企業245社を合わせた純利益は5493億1000万元と、500社全純利益の19.42%を占めた。前年を2.34ポイント近く上回り、約6年ぶりの上昇となった。
業界のライフサイクルや生産能力削減策などの影響で、石炭や鉄鋼などの重点業界における赤字縮小が鮮明となった。石炭企業をみると、上位21社を合わせた純利益は19億3100万元に上った。なお、前年の上位26社を合わせた純損失は145億9500万元だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月11日