シェア自転車に赤信号、今後は合理的な事業展開が重要に

シェア自転車に赤信号、今後は合理的な事業展開が重要に。

タグ:シェア自転車 

発信時間:2017-09-12 15:04:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 関連メディアの一部統計データによると、すでに12都市がシェア自転車の追加投入にストップをかけている。

 

 北京市交通委員会は「シェア自転車はグリーンな外出を促進し、交通渋滞を解消するなど重要な力を発揮している。しかし市民の外出の利便性を高める一方で、秩序なき投入と駐輪という問題が存在している。特に一部の地下鉄やバス停、重要な交通中枢、大型ビジネスエリアなどで、シェア自転車が過度に投入され道を占拠するといった現象が見られる。都市の交通の秩序、市街地の外観、市民生活に悪影響を及ぼしている」と指摘した。

 

 中南財経政法大学の喬新生教授は「一部の都市は現在、シェア自転車の管理を開始している。これはシェアリングエコノミーが一定段階まで発展した際に、地方政府が講じなければならない措置だ」と述べた。

 

 中国EC研究センター生活サービスEC・シェアリングエコノミーアナリストの陳礼騰氏は「シェア自転車はビッグデータを利用し合理的に投入することができる。各社はこれまで市場シェアを占めるため盲目的に投入し、的を絞っていなかった。これにより多くの自転車が浪費された。これは企業にとっても利用者にとっても都合の悪い状況だ。市場の発展に伴い、各社も利用者の多くのデータを蓄積した。今後はビッグデータやクラウドコンピューティングの手段を用い、利用者の密度に応じて合理的に自転車を投入し、1台当たりの利用効率を高めることができる」と述べた。

 

 陳氏は「さらに循環型経済を効果的に発展させるべきだ。これにより社会の圧力を解消し、資金をさらに節約することができる」と提案した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月12日

 


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