ロシア誌のサイトが伝えたところによると、過去20年、中国は石油需要の主なけん引力となっている。エコノミストは、今後20年、中国は天然ガスの需要増加をけん引すると見ている。米国の石油価格情報会社は、2020~2050年、中国は米国を超えて世界一の天然ガス消費国になると予想する。
報道によると、2020年に中国の天然ガス消費量は3000億立方メートル(2016年は2060億立方メートル)に、2040年にはその倍の6000億立方メートルになる見通し。サンフォード・C・バーンスタイン社は、中国は米国を超えて世界一の天然ガス消費国になると予想する。
再生可能エネルギーの予想以上の発展は中国の天然ガス需要急増というリスクを阻んだ。再生可能エネルギーは、天然ガスが石炭からクリーンエネルギーへの移行期間に使用される時期を短縮したと言える。
北京は環境改善において、天然ガスの輸入飛躍の基礎構築を目指している。中国政府は、2020年に天然ガスはエネルギー消費量の10%を占め(2015年は5.9%)、10年後、この比率は15%になると見ている。イギリスのウッド・マッケンジーは、2035年に中国の天然ガス需要は2倍になると予想。
イギリスの石油会社BPの『2017年エネルギー展望』も中国のエネルギー業界を予想している。同社のアナリストは、中国の石炭消費量が全体に占める比率は2015年の64%から2035年に42%に低下、天然ガス消費量は11%に上昇し、今後18年で、中国の石油と天然ガスの消費量は61%と186%増加すると見ている。報告作成者は、20年後に中国は米国に次ぐ世界2位のシェールガス生産国になると予想する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月3日