中国国家郵政局は、2017年のネット通販セール「双11」宅配便取扱件数は前年同期比35%増の15億件になると予想した。
2017年宅配業務最盛期サービス保障作業動員配置テレビ電話会議が1日に開かれた。会議によると、今年の「双11」期間の宅配サービスは「2つのノー」「3つの保証」を目標としている。「2つのノー」は全ネットワークを麻痺させない、重要地点で許容量を超えない。「3つの保証」はスムーズ、安全、安定の保証。中国の宅配業が「質の双11」目標を掲げたのは初めて。
統計によると、2017年の「双11」期間(11月11日から16日)の宅配便取扱件数は前年同期比35%増の15億件になる見通し。1日あたりの最大処理件数は3億4000万件で普段の3倍、平均処理件数は2億5000万件で2.2倍になる。
全国の郵政業者は「双11」期間、約3000平方メートルの作業場、約9万台の輸送車、従業員・臨時スタッフ約300万人を導入。空を飛ぶドローン、地上で作業する「小黄人」(全自動分類ロボット)も多くの地域で導入される。
「双11」は宅配業者にとって1年で最大の「試練」である。郵政、順豊、鉄道総公司は200本以上の高速鉄道輸送線を開通させ、一部の宅配企業は従来の鉄道も利用して輸送力を埋め合わせる。全国の約3万カ所の末端サービス所、約20万セットのスマート宅配ボックス、及び川下企業が最盛期の宅配サービスをサポートし、圧力を緩和する。
国家郵政局の劉君副局長は、「今年も引き続きメイン部分をしっかりと把握し、受容力に合わせ、時間をずらして発送し、リズムを調整し、全ネットワークの安定を維持する」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月4日