中国空軍は1987年からパイロット候補を公募している。これは空軍と陸軍航空部隊のパイロット人員募集の全てを担うもので、宇宙飛行士育成のほか、海軍航空兵の柱となる人材を育ててきた。採用されたパイロット志願者は累計3.7万人。国防パイロット人材の需要を十分に満たしているといえる。
パイロットを目指す大学生。合格した学生は空軍航空大学で3カ月の試験期間を過ごす。合格者には学籍と軍籍が与えられる。育成モデルは2種類あり、具体的には以下の通り。
1.軍事高等教育モデル。空軍航空大学と飛行学院で4年間勉強する。本科の基礎教育と飛行訓練が主となる。在籍中は軍事大学生としての待遇以外に、飛行手当、食事手当、特殊装具支給などの待遇が得られる。学校が求める要求を満たせれば、大卒の学歴や学位を得られると同時に士官となり、空軍中尉の階級が与えられる。