世界旅行観光評議会(WTTC)の最新研究レポートによると、世界旅行業発展の最も速い5つの都市は全て中国が占めた。
WTTCは先般、『都市旅行業の影響』と題するレポートの中で、アジアの都市は向こう十年間も引続き世界旅行業の発展をリードし、とりわけ中国の都市による旅行業発展のけん引力は注目に値するものだと指摘した。
中国西南部の都市・重慶が、年平均成長率14%で同レポートで発表された世界旅行業発展の最も速い都市ランキングの首位に立った。広州は同13.1%で2位に続いた。重慶、広州などの都市の目覚しい発展には、中国国内市場の強大さが背景にある。国内旅行客の消費額はそれぞれこれら二都市旅行業消費総額の94.5%、89.1%を占めるに至っている。続いて上海と北京がそれぞれ12.8%、12%の年平均成長率でランキング3位と4位を占めた。