ベトナム・ダナンで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)ビジネスリーダーサミットに出席した代表者らは9日、中国が打ち出した「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブは、沿線諸国・地域の経済成長を効果的に促し、世界経済の回復に新たな動力をもたらすと表明した。
同サミット「世界貿易の新たな境界」対話会に出席した香港特別行政区の林鄭月娥行政長官は「各経済体が相互接続で進展を実現すれば、一帯一路沿線国・地域に大きな経済発展のチャンスをもたらし、さらに他国・地域に発展の成果を共有させることができる」と述べた。
同対話会に出席したペルーのクチンスキ大統領は「一帯一路イニシアチブは参加国・地域のインフラ、特に鉄道輸送網の改善に寄与する。一帯一路の建設推進に伴い、世界で鉄道輸送復興の流れが生じる」と話した。
米FedEx Express社のDavid L. Cunningham社長兼CEOは「インフラ整備にとっても世界貿易促進にとっても、一帯一路は素晴らしい提案だ。当社は一帯一路の断固たる支持者、積極的な参加者だ」と述べた。
米フリーポート・マクモラン社のリチャード・アドカーソンCEOは「一帯一路が世界でインフラの需要を創出することから、その建設の進捗に大きな関心を持っている。これは世界の需要を刺激し、世界経済成長を促す」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月10日