全球速売通はアリババ傘下の海外向け通販サイトで、「海外版淘宝」と言われている。ギマランイス教授は今では速売通のファンになっている。今年の「双11」、ギマランイス教授は早くから購入する商品を選び、0時ちょうどに支払い手続きを行った。
ベトナム・ホーチミンのアダン・バエンさんも「双11」のセールに目をつけている。3年前、アダンさんは広州市の国際学校で教員をしており、その頃にネット通販が好きになった。彼は中国のECの割引と便利さに驚いたという。ベトナムに戻ったアダンさんは今も中国にいた時と同じようにネット通販を利用している。
今年の「双11」、中国の大手ブランド100社を含む数多くの業者が天猫を通して海外進出し、優れた商品を200以上の国と地域の約1億人の消費者に販売した。
世界の業者が「双11」で奮戦
11日0時33分、浙江省寧波市在住の茹さんは今年の「双11」の最初の海外商品を受け取った。
「速すぎる!」荷物を受け取った時、茹さんはまだ携帯電話を握って淘宝でショッピングをしていた。「海淘」(ネットを通じて海外のサイトで買い物する)の熱狂的ファンの1人である彼女は、韓国のアモーレパシフィックのコンディショナーを購入した。
8000人が毎日1リットルを消費した場合の50年分に相当する牛乳、地球87周分のトイレットペーパーなど、世界各地で人気のある商品が菜鳥網絡の各地の倉庫に届き、注文前に商品の準備を整えた。
この盛大なイベントで、中国人は国内にいながら世界各地から様々な商品を買うことができ、世界各地の業者も奮戦した。
オーストラリア最大手のチェーンドラッグストア、Chemist Warehouse大中華圏のナンシーCEOは、「双11」の状況の最終報告を待っていた。11日0時過ぎ、早くからオーストラリアの予約センターに到着していた商品は注文を受けるとすぐに管理、梱包、発送、通関などの一連の作業を終えた。最短3日で中国の消費者のもとに届く。半年前から「双11」の準備を始め、5月に商品準備のプランを制定し、6月に発注し、7月に保税倉庫に発送したという。