中国シェアリング経済の発展を如何に規範化するか。ネット通販セール「ダブル11」の爆発的人気は消費がオフラインからオンラインに転換したからではないのか。ネット販売がもたらした包装ゴミ問題を如何に解決するか。
中国国家発展改革委員会(発改委)報道官の孟い氏(王へんに偉のつくり)は15日に開かれた記者会見で、これらホットな問題について回答した。
「今年のシェアリング経済の取引総額は4.5兆元に達し、向こう数年間に年平均40%の高速成長を維持する見通しだ」と孟い氏が述べた。一方で、「シェアリング経済には発展と規範化をともに重視する方針を堅持すべきだ」とも指摘した。
国家情報センターのデータによれば、2016年の中国シェアリング経済市場取引総額が3.45兆元と、前年同期比で103%の成長となった。関連企業の総数は1000社を超え、延べ6億人が関連サービスを受けた。
孟い氏は、「シェアリング経済発展を牽引・推進する立場として、発改委はメカニズムの構築を一層重視し、政府・企業・業界の協会などが多方面にわたって参画するシェアリング経済の共同管理メカニズムの建設を加速させる。規範化を一層重視し、資源提供者の市場参入条件の緩和・撤廃に向けて取り組み、プラットホーム企業の独占行為に関する監督体制を整備する。そして融合的発展を重視し、シェアリング経済と工業生産、農業生産とのより一層の融合に取り組む」。孟い氏はシェアリング経済の発展をめぐる政府方針を明らかにした。