今回は4回目となる消費財輸入関税引き下げだ(1-3回目は、2015年6月、2016年1月、2017年1月)。データによると、中国は2017年11月時点で152関税コードの消費財(一般貿易年間輸入額109億ドル分)に暫定税率を適用し、輸入関税を平均で50%引き下げた。
中国財政部の責任者は「これまでの3回と比べ、今回の関税引き下げ対象となる消費財は広範で、引き下げ幅も大きい。国内の有効な供給の拡大を促し、人々の消費の需要をよりよく満たし、対外開放の拡大をサポートすることが目的だ。今回減税される消費財は通常、最恵国税率の半減に基づき、一般貿易年間輸入額109億ドル分が対象。これまでの減税を加えると、総額約236億ドル分が対象となる」と話した。
中国電子商務研究センター長の曹磊氏は、インタビューに応じた際に「米国のブラックフライデー期間中に減税政策を発表したことで、政策の効果が全世界に急速に拡大し、中国の開放拡大のシグナルを発する」と指摘した。
減税品目に変化も
今回の主な減税品目は主に、次の3つに分かれる。(1)化粧品など、個性と流行を追う消費、品質やブランドを求める消費の発展の需要を満たすもの。(2)ウォシュレットなど、暮らしの変化と消費水準のアップグレードに関するもの。(3)特殊配合の乳児用粉ミルクなど、健康消費に関するもの。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月27日