高齢化が進む中国で、介護ビジネスに乗り出す日本企業が増えている。
日本の読売新聞によると、中国浙江省杭州市の住宅街にある有料老人ホームで14日、ボランティアが中国の伝統楽器である二胡を演奏した。93歳の張秀琦さんは介護職員の助けを借りて演奏を楽しんだ。看護士の経験がある張さんは、「この老人ホームはスタッフの対応が非常に良くて、とても快適だ」と語る。
この老人ホームは2016年6月末に開設され、日本で40年以上の介護実績を持つ社会福祉法人「創生会」が中国の不動産企業と設立した合弁企業が運営する。ベッド数は約260床で、リハビリ施設とデイケアセンターも併設する。約70人の高齢者を約30人の職員が世話をする。ホームでは、日本の介護認定基準を基に個別にケアプランを作成し、認知症の患者も受け入れている。
創生会中国事業部の責任者である申雲氏は、「日本式の介護サービスが好評だと聞いて入所を決める高齢者もいる」と話す。