100年以上の歴史を持つ名門、上海交通大学が2015年末から、上海に駐在する日本の企業幹部らを対象に実戦型の経営を学ぶコースをスタートさせている―日本経済新聞が11月22日付けで伝えた。
隣国でありながら中国と日本では文化や考え方に違いがある。2万社の日本企業が進出しているものの、中国式の思考方法を十分に理解できないために起こるトラブルや失敗も少なくない。
こうした中、歴史や文化やビジネスなどの多方面の分野から中国を理解するために、同大学が日本の企業幹部向けに「中国経済の新常態・幹部クラス」をテーマに講義を行う。講義は毎月1回、時間は余裕のある週末の午前10時から午後5時まで。1年間に30~40の講義を行う。
講師は同大教授のほか、政府系シンクタンクの上海科学院の研究者や企業経営者らが受け持つ。