国家発展改革委員会(発改委)は27日、製造業の中核的競争力を強化する三カ年行動計画を発表した。レール交通設備を含む9大重点産業が将来的に、重点的な支援対象となる。
発改委は第13次五カ年計画(2016-20年)末まで、レール交通設備、ハイエンド船舶及び海洋設備、スマートロボット、スマートカー、現代的農業機械、ハイエンド医療機器及び薬品、新材料、製造業スマート化、重大技術装備品などの重点分野で、重要技術産業化特別プロジェクトを計画・実施すると表明した。一連の重大重要技術の産業化の突破を実現し、国際的な影響力を持つ一連のリーディングカンパニーを形成し、中国製造の有名ブランドを樹立し、世界が認める一連の中国標準を構築する。製造業の革新力と製品の品質を大幅に向上させる。
情報によると、レール交通は2020年まで高速・スマート・グリーン鉄道設備を発展させ、次世代時速600キロ級高速リニアモーターカーを開発し、リニア技術や車載給電などの重要技術研究開発・試験・調整プラットフォームを構築する。ハイブリッド機関車、時速160キロ級快速貨物列車、大型道路整備機器などの製品の開発と産業化を展開する。新エネ・スマートカーについて、スマートカーの重要共通技術の進展を実現し、全天候かつ複雑な交通シーンの高精度測位及び地図技術などを重点的に研究開発する。また先進金属及び非金属重要材料の産業化を加速し、自動車用超高強度鋼板及び部品用鋼、高速鉄道重要部品用鋼などの製品を重点的に発展させる。
計画によると、将来的に革新を製造業の発展をけん引する最大の動力とし、革新的資源の製造業への集約を促す。柔軟なガバナンスの新枠組みを模索し、革新を保護し、革新に包容な社会の雰囲気を醸成する。また製造業資源配置における市場の決定的な力を十分に発揮し、市場の統一と公平な競争を妨げる各種規定及び手法を整理・排除する。供給体制の質向上を主な取組内容とし、質向上・アップグレードで製造業の質・効果向上をけん引し、中国のペースを中国の品質に、中国製品を中国ブランドに転換させる。
発改委は、製造業の中核的競争力を強化する計画を三カ年単位で実施し、また経済・社会の発展の需要と環境条件の変化に応じ、重点分野と主要任務を動的に調整すると表明した。行動計画の順調な実施を保証するため、各重点分野の重要技術の突破による産業化実現に関する実施案を逐次制定・発表する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月28日