アリババ・グループ創始者の馬雲氏は5日、烏鎮で開かれた世界インターネット大会で、「一部の外国企業が中国で前進するのが困難なのは、方法が間違っているためだ」と述べた。
馬雲氏は10年前にAmazonのジェフ・ベゾスCEOに対し、「起業精神はあるが専門的でない管理者を探すとよい。どの国に行っても、他国でのビジネスは非常に難しいためだ」と話したことがあるという。
馬雲氏が経営するネット通販サイトとシアトルに本社を構えるAmazonは競争関係にあり、Amazonは米国のEC市場を独占しているが、中国市場での力は弱い。
烏鎮で開かれる世界インターネット大会は、中国政府がインターネットや科学技術などの業種に対する観点を宣伝するフォーラムになっている。今年の大会期間中、米通商代表部(USTR)は米国企業の「中国でビジネスを行う代償として、中国側パートナーとコア技術と商業機密を共有しなければいけない」という訴えを調査した。
中国はこれに対し、USTRの調査は保護主義の行為であり、中米間の経済貿易関係を破壊すると反論。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月7日