馬雲氏はMicrosoftとコカ・コーラの中国での発展を例に挙げ、米国企業は中国で成功できないという見方に反論した。
馬雲氏は、「中国やアジアの企業が米国で成功するケースは少ない。他国でのビジネスは難しく、時間がかかるためである」と述べた。
大統領選の際、トランプ大統領は「中国は米国の雇用チャンスを奪った」と述べ、米国に職位を残すことを約束した。これについて、馬雲氏は5日に米CNBCのインタビューに対し、「そのようなことはない。私たちは多くの雇用を作り出した」と話した。今年初め、馬雲氏はトランプ氏と会談し、「米国の小企業100万社に自身のサイトで出店させる」と述べた。
馬雲氏は、「米国人はトランプ大統領に対して辛抱強くならなければいけない。トランプ大統領がホワイトハウスに入って日が浅いためである。彼のやり方を認めないかもしれないが、米国人はトランプ氏にチャンスを与えるべき。1年以内に何もできなくても、少なくともトランプ氏は努力している」と話した。
また、「中国に進出したければ、中国の法律と法規を守る準備をする必要があり、10年かかる。ここは簡単に出入りできる市場ではない。中国で成功した米国企業も多い。スターバックスコーヒーもそうで、マイクロソフト、IBMも中国で発展している。しかし、米国で発展している中国企業は少なくない。私たちは協力しなければいけない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月7日