ブランド中国戦略計画院と社会科学文献出版社がこのほど北京で共同発表した「ブランド青書:2017年中国ブランド戦略発展報告」によると、現在、中国の「ブランド消費」には5つの特徴が見られるとしている。それは、ブランド差別化の位置づけのさらなる細分化、個性化がブランドの外的な表現となる新トレンド、ますます強まる即時的な感情移入、持続的に高いテンションを保つ多次元なショッピングブーム、安全と健康が主な消費の訴えとなっている点だ。中国新聞網が伝えた。
また、国民の消費レベルや消費構造は、その国の経済や科学技術、文化、教育レベルに直接的に関わっているとしている。消費者の教育レベル、収入レベル、消費観の持続的な向上に伴い、消費者のハイレベルな消費ニーズを満足させる「ブランド消費」人気が目に見えて高まっている。
そのほか、消費者の「自己」意識の高まりにつれて、消費面では、現在消費者を導き手とする変革が生じていると指摘。伝統的なメーカー生産による消費モデルは現在、消費者の個性的な消費ニーズという挑戦に直面しており、消費のモデル転換とアップグレードというマクロ的な変化の中で、メーカーにとって、精錬されたビッグデータがすでに最重要の方針決定や戦略の根拠となっている。消費者観念の変化に関するビッグデータの分析によると、消費者の「ブランド認知」を明確にし、正確なブランド戦略を実行すれば、世界で最も活力のある経済体である中国で持続的な成長と利益を得ることができ、常に持続可能な競争力を保ち続けることができるとしている。(編集HQ)
「人民網日本語版」2017年12月10日