「90後」(1990年代生まれ)は今や中国の海外旅行の主力だ。若い世代が海外旅行の目的地として真っ先に選ぶのは、引き続きアジア、欧州、米国で、ASEANに出かける若者の割合も上昇を続けている……第2回中国‐ASEAN企業家フォーラムが8日に雲南省昆明市で行われ、中国最大のオンライン旅行サービスプラットフォーム「飛猪」が新しい旅行ビッグデータ報告書を発表した。中国新聞網が伝えた。
同報告によると、中国の若い世代にとって旅行は主要なニーズだ。中国の海外旅行消費者のうち、年代別で最も高い割合を占めるのは「90後」で、「85後」(85年以降生まれ)と「90後」を合わせると全体の71.3%を占め、さらにこの割合が急速に上昇しているという。
同報告は若い世代の海外旅行の一番目の目的地は引き続きアジア、欧州、米国であり、中でもASEAN諸国が重要な位置を占めると指摘した。
飛猪プラットフォームのデータをみると、回答者の41%が海外旅行先にASEAN諸国を選び、特に初めて海外に行く場合はタイを真っ先に選ぶ。2017年にはASEAN諸国における旅行取引の前年比増加幅の平均値が58%を超え、のべ旅行者数の同増加幅平均値は81%を超えるとみられる。
これと同時に、若い世代の海外旅行先の増加傾向が明らかで、複数の国に行ったことがあるという人がますます増えている。17年は6ヶ国以上に行ったことのある若者の割合が、16年に比べて7%増加した。