同報告の指摘によると、自由を愛し、肩の力が抜け、体験を重視し、金に糸目をつけない……というのが、中国の若い世代の海外旅行のキーワードだ。17年の国慶節(建国記念日、10月1日)連休期間の海外旅行市場をみると、若い世代の3分の1以上が8日間以上の長期旅行に出かけ、現地でガイドを頼んだ人の数は同600%増加した。特に人気があったのはASEAN諸国でのダイビングやスカイダイビングなどのアクティビティだった。
阿里巴巴(アリババ)集団の副社長も務める飛猪の李少華社長は、「ビッグデータの分析を通じて容易にうかがえるのは、ASEAN諸国は地域的な優位性と伝統的な人気旅行先であるという優位性により、もともと中国人観光客を誘致する力を備えている。「一帯一路(the Belt and Road)」建設による牽引や中国の消費バージョンアップにより、ASEAN市場は今、千載一遇のビッグチャンスを迎えている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年12月12日