パキスタンの『ドーン』はこのほど、パキスタン政府が、中国と貿易を行う際の決済通貨を米ドルから人民元へ変更することを検討していると伝えた。
シンガポールの『ザオバオ』ウェブサイトは12月19日、『ロイター』の報道を引用し、中国とパキスタンの経済関係発展を担うパキスタン内政相のイクラバール氏が、両国の長期的な経済発展協力計画を発表した際に、上記の構想に触れたと報じた。
2015-2016年のパキスタンと中国の貿易総額は138億米ドルに達した。
ロイターはさらに、中国とパキスタンが12月18日に経済発展長期協力計画を発表し、両国が2030年までにインフラから情報技術(IT)に至る多分野の協力を進める見通しを伝えている。
報道によると、これは中国・パキスタン(中パ)経済回廊(CPEC)をめぐり、両国が初めて発表する具体的な時間が示された協力計画だ。
中パ経済回廊遠景計画は、イスラマバードで開催されたセレモニーで公表され、パキスタン計画発展相のアヘサン・イクラバール氏と在パキスタン中国大使の姚敬氏も出席した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年12月21日