世界銀行、中国の経済成長率予想を6.8%に上方修正

世界銀行、中国の経済成長率予想を6.8%に上方修正。

タグ:GDP成長率 中国経済

発信時間:2017-12-21 14:21:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 世界銀行はこのほど、『チャイナ・ブリーフ』を発表し、中国の2017年の経済成長率予想を10月の6.7%から6.8%に上方修正した。世界銀行中国担当チーフエコノミストのジョン・リトワック氏は、中国は成長の伸縮性を維持し、改革の勢いを強めるとの見解を示した。中国にとって、2017年は多くの面で成功した1年だったという。


 イギリスの『フィナンシャル・タイムズ』によると、世界銀行は報告で、世帯収入の増加に支えられ、中国は消費の持続的増加を実現し、世界貿易の回復が中国の輸出を支え、両者が固定資産投資現象の悪影響を抹消したとしている。


 2017年第1~3四半期の中国の経済成長率はそれぞれ6.9%、6.9%、6.8%で、市場の予想を上回った。国際格付け機関は年内に次々と2017年の中国の経済成長率予想を上方修正するとみられる。


 世界銀行が中国の経済成長率を上方修正したのは今年2回目。10月に成長率予想を4月の6.5%から6.7%に引き上げた。国際通貨基金(IMF)は中国の経済成長率を今年4回修正し、1月の6.5%から10月には6.8%に引き上げた。アジア開発銀行は12月に6.7%から6.8%に再び上方修正した。


 しかし、世界銀行は19日に発表した報告で、中国経済の2018年と19年の成長率予想をそれぞれ6.4%と6.3%に維持している。中国の金融政策がそれほど緩和されず、政府は信用貸付とレバレッジの抑制に努めているためだという。世界銀行は、中国の非金融業界におけるレバレッジ比率と不動産価格の上昇の不確定性は、中国の経済成長率に重要な下降リスクだと見ている。中国のデレバレッジ加速の代償として、短期的にはGDP成長率が減速するが、長期的には経済見通しが改善されるという。


 12月18日から20日にかけて、中央経済活動会議が北京市で開催され、2018年の中国経済の発展方針が決定した。アナリストは、2018年の中国経済は引き続き「安定した上昇」を基調とし、経済の質の発展に重視し、成長率は主な目標ではなくなると見ている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月21日



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