独メディアによると、訪中日程を終えたばかりのハモンド英財務相は、今も中英両国の関係作りに奔走している。2019年に脱欧予定のイギリスは、今後の自国の経済について考えているのだ。
独ラジオ局「ドイチェ・ヴェレ」ウェブサイトは12月18日、EU市場と関税同盟から離脱するイギリスは、EU以外の国と単独で貿易協定を結ぶことになるとした上で、なかでも“粗暴だが金持ち”の中国が、パートナーとして最も魅力的な存在になっていると報じた。
ハモンド財務相は、「ロンドン証券取引所と上海証券取引所の相互接続の準備は最終段階に入っている。同時に、債券市場でも相互接続する研究をすることに両国は同意している」と述べる。
同氏はまた、「総額10億ドル以上の投資ファンドを両国で組成する計画がある。同ファンドはキャメロン前首相のリーダーシップによって進められてきたものだ。イギリスの輸出融資部門では、中国の一帯一路構想のインフラプロジェクトに250億ポンドの支援を計画している。これらはすでに両国が同意したものだ」とも述べる。