『日本経済新聞』は1月11日、中国信息通信研究院の統計を引用し、2017年の中国のスマートフォン出荷台数は4億6100万台で前年比11.6%の大幅減少となったと伝えた。2010年にスマートフォンが中国で急速に普及してから、2桁減少したのは初めて。市場が飽和状態であるほか、類似した新商品が増えている。世界の約3割を占める最大の携帯電話市場である中国は厳しい状況に立たされている。過去に中国のスマホ出荷台数が減少したのは、経済成長が大幅に鈍化した2014年だけで、減少幅は8%だった。2017年の中国経済は堅調だったが、出荷台数は2桁減となった。
2017年12月は減少幅の大きさが目立つ。出荷台数はわずか4036万台で前年同期比33.2%減少。17年9~12月に華為(ファーウェイ)、OPPO、Vivo、アップルなどは新機種を発表したが、市場回復を牽引できなかった。世界市場では、2017年のスマホ出荷台数の増加幅は5%以下になる見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月12日