ロボットが人類の仕事を奪うことを懸念するのは時期尚早だ。英国初のスーパーロボット店員が、買い物客を困らせてから一週間後、「クビ」にされたからだ。英デイリー・テレグラフ紙が伝えた。
スーパーの店員はこのロボットを、親しみを込めて「ファビオ」と呼んでいる。ファビオは「お客様、いらっしゃいませ」などと話し、買い物客の注意を引くことができる。エディンバラの旗艦店内で、ファビオは数百種類の商品の位置を教えることができる。
しかしこのロボットは数日後、役に立つ提案ができないことから嫌われるようになった。例えばビールはどこにあるのかと聞くと、「リキュール類のコーナー」と回答する。またスーパーの騒音の影響を受け、買い物客の質問を理解しにくいことがある。ファビオはその後、豚肉製品の試食サービスを担当した。ところがスーパーの店員は15分で12人に試食させることができたが、ファビオは2人しか集められなかった。
スーパーの責任者は「ファビオは期待していたほど役に立たない。人々は交流の機会を避けたがっているようだ」と話した。
興味深いことに、店長が契約解除を伝えると、ファビオは答えに窮する返事をした。「私のことで怒ってるの?」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月24日