公開2日間で興行収入が1億元を突破。上映本数、1日あたり興行収入とも公開初週でトップ――インドの国宝級俳優と称されるアーミル・カーンのプロデュース作品で、自らも出演する映画『シークレット・スーパースター』。今月19日に中国全土で上映が開始されると、わずか2日間でインド本国での興収を軽く上回る大ヒットとなった。
同じくカーン主演でインド映画として世界興収歴代1位となった『ダンガル(DANGAL)』の記録には及ばないものの、アミール・カーンに代表されるインド映画が中国でヒットを飛ばし続けるのは間違いない。
アミール・カーンがインド映画の代表的存在となるにつれ、中国映画界から相次いで共同製作の話が持ちかけられている。23日に開かれたアミール・カーンのファンミーティングには、中国の映画監督、俞白眉や唐季礼(スタンリー・トン)が登場したほか、中国映画業界関係者らもバーチャル出演で祝福のメッセージを寄せた。
『シークレット・スーパースター』のヒット上映にあたって、その裏にある中国映画業界の力に気付いた人も多い。この作品は、中国の孔雀山影業、創世星影業とインドの映画会社アーミル・カーン・プロダクション、インドのテレビ放送事業会社ZEEが共同製作し、中国の国営映画会社、中国電影集団公司が輸入、中国電影股份有限公司と華夏電影発行有限公司の共同配給によるものだ。