「中国式決済」、世界で急速に普及②経済・貿易交流を促進

「中国式決済」、世界で急速に普及②経済・貿易交流を促進。

タグ:中国式決済

発信時間:2018-02-20 09:25:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


経済・貿易交流を促進

 

 世界銀行のデータによると、発展途上国には現在も銀行口座を持たない人が20億人存在する。クレジットカード所持者は10%のみで、ローンの需要を持つ人のうち21%のみが正規の金融機関を利用している。ASEAN諸国の人口は6億8000万人以上だが、うち3億6000万人が現在も基礎的な銀行サービスを受けていない。そのため「中国式決済」の海外進出は現在、中国人業者の海外での取引が中心となっている。現地の消費者向けのサービスが高い潜在力を秘めており、長い道を歩む必要がある。

 

 例えばインドは映画大国で、一家そろって映画を見るのが重要な娯楽になっている。インド人の長期的な習慣を見ると、まず映画館を訪れ見る作品と時間を選び、列に並びチケットを購入し、1−2時間待ってから観賞を始める。その後アント・フィナンシャルはインドの関連企業に対して、オンライン映画チケット購入機能を拡張するよう提案した。企業側は、インド人は映画館に行ってから列に並び、サプライズを楽しむのが好きだと判断した。ところがアント・フィナンシャルは、インド経済の発展と中産階級の台頭により、利便性と時間がますます重要になると考えた。その後、中国のオンライン決済モデルがインドに進出してから1カ月内に、映画チケットの6分の1がオンラインで販売されるようになった。

 

 世界経済は2017年に予想を上回る回復を見せ、国際市場の需要が回復した。世界貿易機関の統計データによると、世界70の主要経済体による貨物貿易輸出額が、昨年第1−3四半期に9%以上増加した。貿易情勢の改善が顕著だ。

 

 中国の2017年の貨物貿易額は、前年比14.2%増の27兆7900億元に達した。これは世界経済・貿易が徐々に回復するなか、「中国式決済」がさらに役立てられることを意味する。

 

 万氏は「中国式決済の世界での普及は、中国の対外開放にもメリットをもたらす。中国のサービス貿易、金融技術、消費文化の普及を促し、人民元国際化をさらに深く促進する」と指摘した。

 

 万氏は「中国式決済を世界でさらに普及させるためには、まず貿易パートナーの安全リスクへの懸念に配慮し、民間及び市場の需要を中心とし、自然に任せ発展させるべきだ。また決済業者は社会的責任に注意し、国も市場の秩序をさらに成熟させる関連法及び規定を打ち出すべきだ」と提案した。



 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月20日

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