「2017年国民経済・社会発展統計コミュニケ」が2月28日に発表された。関連のデータによると、2017年には中国の経済構造に重大な変革が訪れ、経済成長が主に工業によって牽引されるものから工業とサービスの両輪によって牽引されるものへ、また主に投資によって牽引されるものから消費と投資によって同時に牽引されるものへ移り変わったという。「北京日報」が伝えた。
国家統計局の盛来運シニアエコノミストは、「産業構造が最適化とバージョンアップを遂げ、工業がバリューチェーンの中間や先端へと延伸した。2017年のハイテク製造業は生産額が前年比13.4%増加し、設備製造業の生産額は同11.3%増加し、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)に占める割合は12.7%と32.7%になった。これと同時に、サービス業が急速に発展し、生産額は同8%増加し、増加ペースは同0.3ポイント上昇した。国内総生産(GDP)に占める割合は51.6%になり、第二次産業を11.1ポイント上回った」と説明した。
起業・革新の飛躍発展にともない、新しい原動力が成長して新たなブレークスルーを達成した。17年に新規登録された企業は同9.9%増加し、一日あたり平均1万6600社が登録された。新産業と新製品が拡大を続け、一定規模以上の工業企業における戦略的新興産業の生産額は同11%増加し、増加率は一定規模以上の工業企業全体を4.4ポイント上回った。また一定規模以上の戦略的新興サービス業の売上高は同17.3%増加し、利益は同30.2%増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月1日