韓国免税店協会は28日、韓国の免税店での2017年1月の免税売上高は前年同月比42.4%増の13億8000万ドルに達し、過去最高となったと発表した。
うち、外国人向けの売上高は同50.9%増の10億6900万ドルと初めて10億ドル台に乗せた。外国人1人あたりの購入単価は794.3ドルと88.6%の大幅増となった。一方、免税店を利用する外国人観光客は19.9%減の134.6万人にとどまった。
韓国聯合ニュースは、外国人観光客が減少した一方で免税売上高は過去最高となったのは、中国人の「代理購入」方式による免税商品購入が増えたためと分析。こうした事態に免税店側は懸念を示していると伝えた。
韓国を訪れる中国人観光客の数はまだ以前の水準まで回復していない。にも関わらず、「代理購入」による大量購入が免税売上高を押し上げたことについて、関係者は、「まともな事態とはいえない。『代理購入』による売上増に頼っていたのでは免税店の収益にマイナス影響が出る」と指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月2日