中国の新エネルギー車保有台数、180万台を超える 工信部部長
「中国の新エネルギー自動車は、国際的な先進水準と基本的に肩を並べて発展しており、生産と販売台数が3年連続で世界トップとなった。新エネルギー車の保有台数は180万台を超えた」。工業情報化部(工信部)部長の苗圩氏は3月5日、このように話した。
苗圩氏は同日、人民大会堂「部長通路」を通る際、ここ数年にわたり中国の新エネルギー車技術水準が大きく向上し、2017には2012年比で動力電池単体能力密度が2倍に上がり、純電動自動車技術水準が国際的な先進レベルと肩を並べていると話した。北京、上海、深圳などの都市ではすでに、大規模な充電サービスネットワークが構築されたとしている。
「ただ、新エネルギー車には依然として、コア技術掌握能力の不足、不十分な優遇措置、地方保護などの問題がある。今後は、工信部がこうした問題に対し、計画の統一と政策の連動を強化して解決を図っていく」と述べた。
また、モバイルネットワークの「速度上昇とコスト引き下げ」に関する記者の質問にも答えた。今年の政府活動報告は、データ通信ローミング料金を廃止し、モバイルネットワークデータ通信料金を年内に少なくとも30%引き下げる方針を示している。苗圩氏は、工信部が今年、速度上昇とコスト引き下げを実現する各種の措置を講じ、データ通信ローミング料金の廃止以外に、モバイルデータ通信の季節ごと、月ごとの料金水準を調整し、年末までにモバイルデータ通信料金を昨年に比べ30%引き下げると説明。同時に、家庭ブロードバンド費用や企業ブロードバンド費用、特別料金の引き下げを継続し、新技術がもたらす新たな発展のチャンスを活かせるようにすると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月1日