海南省瓊海市(けいかい-し)博鰲(ボアオ)の楽城医療観光先行区に建設されたスーパー病院が31日、開業した。
同病院の第1期工事計画では、病床150床のほか、画像診断センター、手術センター、外来センター、実験診断センター、薬剤センター、滅菌センターなどが設置された。感染科、泌尿器外科、腫瘍免疫治療科などの12の先端医療科目を擁している。
この日行われた開業式では、海南省党委員会常務委員で常務副省長を務める毛超峰氏が挨拶し、次のように述べた。
「博鰲楽城医療観光先行区の設立は2013年2月28日に国務院から承認された。先行区には全国に先駆けて優遇策が9項目、試験的に適用された。
5年間の建設工事で先行区のインフラ整備は概ね完了し、幹細胞臨床研究、腫瘍治療、抗加齢美容医療、生殖補助医療などの4分野で集積医療を進め、第1陣の国家「健康医療観光モデル基地」に指定された。
先行区を代表するプロジェクトとして、ボアオスーパー病院が建設。計画からわずか60日ほどで開業にこぎつけるなど、「特区速度」と呼ばれる海南省のスピードを再び更新するほどの速さだった」
毛副省長は、ボアオスーパー病院の開業により、9項目の優遇政策による追い風が期待できると指摘。先行区のコア競争力の強化、民間資本による医療機関設立の促進、先進的な病院管理体制の構築など医療分野の供給側改革に向けた新たな道筋を模索し、先行区の見本となることに期待したいと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月2日