「中国と米国は自動運転分野の先頭集団を形成しており、日本や欧州は第2集団になっている」Roadstar.ai戦略副総裁の那小川氏は北京モーターショーで、現在の中米における自動運転の構図について説明した。北京国際モーターショーは先週閉幕したが、自動運転の競争は続いている。自動専用車、シェアカー、自動清掃車などさまざまな応用例が登場している。未来の移動は現在、新たな革命のエネルギーを蓄積している。
中米がソフト・ハード技術で並走
自動運転の各ニッチ業界で競争が展開されており、ハードとAI技術が前進を続けている。
注目すべきは、自動運転で安全性を確保するレーザーレーダーにも、量産化の新展開があったことだ。レーザーレーダー大手Velodyneの中国区責任者の翁煒氏によると、すべてのラインが来年「自動工場」になり、ロボットが稼働することになると明かした。
これはラインのコストの大幅削減を意味する。マルチレーダーのコストは現在の8万ドルから2020年には1000ドルに低下し、中には100ドルまで下がる製品もある。この変化は自動運転車の実現を後押しする。
真の自動運転の実現について、専門家は「7−10年という比較的長い時間内に、L3、L4の量産化と更新により、最終的にL5自動運転が実現される」と話した。
中米は自動運転で全力疾走している。フランスのマクロン大統領はAI戦略を発表し、さらに積極的に法整備し支援を行っている。業界関係者によると、この業界の本質は自動車ではなく、ロボットだ。「ロボット、コンピュータ、AIを作る企業が自動運転を主導する」
AIの時代を迎え、移動に革命が生じている。今回の北京モーターショーでは、伝統的な自動車メーカーが主流となったが、自動運転産業チェーンも頭角を現し始めた。新たな流れが急速に形成されようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月12日