中国が外資企業の設立手続きを簡素化

中国が外資企業の設立手続きを簡素化。

タグ:中国投資

発信時間:2018-05-17 16:46:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国務院の李克強総理が5月16日に主宰した国務院常務会議で、政務サービスの一括処理と企業・一般市民の事務処理を「一つの窓口」、「一度の手続き」で進める方針がまとめられた。中国全土で、外資系企業設立の商務届出と商業登記の「一括処理」を行う。実体経済の物流コストをさらに引き下げる措置が定められた。

 

 中国政府は、外資系企業設立手続きの簡素化を進め、6月30日から中国全土で外資商務届出と商業登記を「申請書一セット、一括処理」で行い、「ペーパーレス」、「対面無し」、「手数料無し」を進めることで、処理時間を大幅に短縮する。銀行、税関、税務、外為などの外資企業に関する情報をリアルタイムで共有し、連動管理を行う。

 

 「中国政府は、貿易開放から投資開放への転換に継続して取り組んできた。今回打ち出された措置は、開放促進と貿易・投資利便化につながる具体的な措置であり、ハイクオリティなビジネス環境の創造にもつながる」。商務部国際貿易経済協力研究院助理研究員の龐超然氏はこのように話した。

 

 同氏は、複数の政府部門が情報共有と連動管理を進めれば、開放による改革が促進されると説明。外資系企業向けの政府サービス体系が簡素化され、複数政府部門がそれぞれ管理を行う既存の体制が改められることで、政府管理能力の向上が進むとの見解を示した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月17日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで