「2018年中国知識課金市場研究報告書」によると、2017年の中国知識課金産業規模は前年比で約3倍増の49億元に達し、2020年には235億元にのぼる見通しだ。
誰が知識に課金しようとしているのだろうか。昨年の「123知識カーニバル」において、25−34歳の課金額が7割以上を占めた。90年代生まれの課金率が最も高かった。アプリ「得到」の創業者である羅振宇氏は「青年と中年が中心で、男性が多く、北京・上海・広州・深センやその他の経済発展地域に分布している。多くが良好な教育を受けており、知識欲が強く、学習と知識の共有を好み、交流に熱心だ」と分析した。
調査会社・艾媒数聚の創業者兼CEOの張毅氏は「モバイルネットワークの普及とモバイル決済の利便性により、知識課金の発展にハードの支柱が備わった。優良コンテンツへの課金観念が形成され、優秀コンテンツの提供者が知識課金サイトに進出している。しかしさらに大きな動力となっているのは、人々の精神的な文化・生活へのあこがれの強まりだ」と指摘した。専門家は「生活水準が向上し、消費に変化が生じた。課金により知識を得ることが、確かな需要になっている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月27日