2018年全国科学技術活動ウィークおよび北京科学技術ウィークが先般、中国人民革命軍事博物館で開催された。ディープラーニング向けプロセッサ「寒武紀」、500メートル口径球面電波望遠鏡など、一連の科学技術成果と「国の重器」が一般公開され。
今年の全国科学技術活動ウィークのテーマは「科学技術革新、強国富民」。展示ホール内にはAI、エネルギー開発、バイオなどの分野の新技術・設備・製品があり、科学技術革新が強国建設に尽きることなき原動力を提供していることが分かる。
中国科学院自動化研究所の程健研究員は記者に対して「自動化研究所のアルゴリズム応用およびハード設計の強みを効果的に融合するため、国家重点実験室と光学センターから準脳チップ・システム研究部に精鋭を招いた。長年の取り組みにより、チームはディープニューラルネットワークの計算を改善する量化ニューラルプロセッサ(QNPU)を開発した」と話した。
完全に独自の知的財産権を持つチップの設計とニューラルネットワークの改善技術を通じ、QNPUは複雑なニューラルネットワーク計算を簡略化し、外部メモリに何度もアクセスする必要性を減らした。エネルギー効率と処理効率がさらに向上した。
QNPUはスマート観測、ロボット、自動運転、IoTなどの分野で広く応用できる。量化計算枠組みの高効率・低エネルギー消費の処理能力により、QNPUの関連成果はファーウェイの次世代動画観測チップに応用されており、大量の動画分析を力強く支えている。