チップが強国建設に「最強のブレーン」を搭載したとするならば、新エネ開発設備は強国建設の動力源となる。半潜水型掘削装置「藍鯨1号」は2017年7月に、南中国海の「神狐海域」で、メタンハイドレート試験掘削・点火を60日続け、30万9000立方メートルを産出した。これにて中国は世界で初めて、資源量が世界の9割以上を占める開発の難易度が最も高い、泥質粉砂型地層でのメタンハイドレートの安全かつ制御可能な掘削に成功した。
中集海洋工程研究院の劉大輝高級エンジニアは「設計・建設中に、一連の技術の難関を突破した。建造データ管理・建造技術管理システムのグレードアップと改善に取り組み、掘削塔の基礎平面度の誤差を2ミリ以下にし、掘削塔と基礎をつなぐ232本のボルトと穴の隙間を1.5ミリのみにするという技術の難関を突破した。同クラスのプラットフォームで初めて低温・100ミリ級NVF690超厚鋼板を使用し、同クラス鋼板の亀裂先端開口角を移す実験を行った」と説明した。「藍鯨1号」の建造を担当した中集来福士海洋工程有限公司は、理論・技術・プロジェクト・装備品の各部分に革新を埋め込んだ。
また藍鯨1号は高効率油圧双ドリル掘削塔、世界トップ・最高クラスの閉ループ式動力測位・管理システム(DP3)を導入した。現在の世界の半潜水型掘削装置の設計・建造の先進水準を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月26日