中国の農産物輸入拡大、食卓を豊かに

中国の農産物輸入拡大、食卓を豊かに。

タグ:農産物輸入拡大 

発信時間:2018-05-27 10:10:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中米両国はワシントンで、二国間経済・貿易協議に関する共同声明を発表した。双方は米国の農産物及びエネルギーの有意義な輸出拡大で合意し、米国側が中国に代表団を派遣し具体的な内容について議論することになった。専門家は「世界最大の農産物消費国である中国の輸入拡大は、国内市場の効果的な供給を拡大し、消費の選択肢を増やすことができる。これは一般消費者にとっても良いことだ」と指摘した。


 中国税関当局の統計データによると、中国の昨年の農産物輸入額は、前年比12%以上の成長率を示し1200億ドル超に達した。2008−17年の10年間の年平均輸入成長率は8.8%。中国は主に米国、ブラジル、ASEAN、EU、豪州などから農産物を輸入している。中国人消費者は海外の高品質農産物に対して旺盛な需要を示している。通販サイトで、輸入生鮮食品の人気が上がっている。今年の春節連休中、天猫(Tmall)の輸入生鮮食品の取引額は、前年同期のほぼ4倍となった。農産物・食品輸入専門家の于露氏は「これらを背景とし、より積極的かつ効果的な措置を講じることで農産物の輸入をさらに拡大し、輸入の多元化、品種の多様化を実現する。これは一般人の食卓を豊かにし、購入の需要を満たす上で重大な意義を持つ」と話した。


 中国社会科学院農村発展研究所研究員、農産物市場・貿易研究室長の李国祥氏は「農産物の輸入拡大は、中国人の食卓の需要を満たすほか、国内農業の構造調整を促し、グリーンで高品質な農業の発展を促進する。中国の農業の産業化規模及び程度、農産物の加工水準がまだ高くない状況下、海外の高品質農産物の輸入により国内の農業の革新を加速し、生産効率や全体的な競争力を高めることができる」と分析した。


 于氏は「中国は米国の農産物にとって最大の輸出先だ。中米両国の農業協力は、双方の経済・貿易協力の重要な構成部分だ。世界で最も活力あふれる食用農産物市場である中国の輸入拡大は、貿易円滑化を推進し、各種農産物の輸入に良好な発展チャンスを提供した。また農業先進国の経験と科学技術をより良く参照し、中国の農業・産業アップグレードに利用し、一般人の生活をより豊かにすることができる」と指摘した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月27日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで