米フォーブス誌は5月31日、「中国の都市がより大きく、よりよく、進歩が速くなった」という見出しで、新興都市の活力を見ると、中国の順位上昇はどの国よりも速いと論じた。A.T. カーニーのグローバル都市ランキングに、中国から27都市がランクインした。2008年はわずか7都市だった。A.T. カーニーが大学の教育、フォーチュン・グローバル500のランクイン企業数、生活スタイルなどをもとに実施した調査で、中国の一線都市のポイントは年平均1.8%上昇している。一方、カナダと米国の都市の年平均上昇率はわずか0.6%である。
「グローバル都市展望」ランキングでも、中国は2015年の21都市から18年に27都市に増加している。同ランキングはビジネス環境、インフラ、1人平均GDP、治安環境などをもとに作成。中国の進歩はどの国よりも速く、年平均伸び率は2.3%となっている。しかし、中国の都市の順位は上昇し続けているが、トップ20にランクインしたのは北京と上海だけである。上位135都市には二線・三線都市の長沙、仏山、寧波、唐山、無錫、煙台が新たに加わった。
A.T. カーニーが5月に発表した報告では、勢いのある中国の都市が多くの面で目を引き、中国の都市部で仕事・生活する魅力は高まっている。例えば、屋外空間の保護や教育支援などである。中国の都市計画の全面的戦略は大きな効果を上げ、都市センターを構築し、国内外の企業、人材、文化を次々と導入している。中国の都市の進歩は企業、科学技術、人的資本などの要因によるものである。中でも、中国の大都市はグローバル企業を誘致できるようになっている。ニューヨークはビジネス活動と人的資本の面で勝っているが、中国2大都市の北京と上海はフォーチュン・グローバル500でそれぞれ企業数と海上輸送の面で勝っている。しかし、A.T. カーニーの都市総合力指数の新都市の数は中国が最も多い。
中国の都市の進歩は国家・地方部門の都市競争力向上への努力を反映している。中国は外商に人気の投資先であり、二線・三線都市はより強い民間企業と拡大し続ける中間層に頼って発展し続けることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月1日