サムスンがインドで150億ドル投資 IoTとAIを開発

サムスンがインドで150億ドル投資 IoTとAIを開発。

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発信時間:2018-06-10 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 外国メディアによると、サムスンは2017年に150億ドルを研究開発に投じ、モノのインターネット(IoT)、5Gモバイルネットワーク、人工知能(AI)、自動運転、コネクテッドカー技術においてイノベーションを実現した。研究の多くがインドバンガロールの研究センターSRI-Bで行われた。

 

 サムスンの国外最大の研究センターであるSRI-Bはインドで大量の科学技術人材を雇い、AI、機械学習、自然言語処理、IoT、拡張現実(AR)、5Gネットワークなどの分野の発展を推し進めている。サムスンは先日、インド政府から2018年国家知的財産権賞を受賞した。SRI-Bは2900項目の特許を保有し、毎年250~300項目の各技術の特許を申請している。

 

 サムスンは2015年に「Make for India」計画を始動し、市場観察と反応をもとにインドの消費者のニーズに合った技術を研究している。

 

 通信面ではインド人のデータ使用方法を考慮し、「ウルトラデータセービングモード」を開発。これはモバイル通信の費用を50%削減し、メモリと性能を高めることができる。

 

 自転車運転中の携帯電話使用を避けるため、サムスンのノイダ研究チームは「S-bikeモード」を開発した。自転車に乗っている時に電話が来ると、設定した情報を相手に送信し、自転車を止めないと通話できないというものである。

 

 「S-bikeモード」や「ウルトラデータセービングモード」などの革新技術はサムスンのスマホGalaxy Jシリーズの一部で、同シリーズはインドスマホ市場の3分の1のシェアを占める。Galaxy J7 Maxはソーシャルカメラモードを搭載。そのほか、家電分野でも革新し、5機能を合わせた冷蔵庫やRoti&Naanスマートオーブンなどを開発した。

 

 2017年に決済サービスのサムスン・ペイをインドで開始する際、サムスンの開発チームはインド市場に合わせるため意見を広く徴収した。Bixby Voiceも改良化され、インド訛りの英語も聞き取れるようになっている。また、Note 8は北インド語で書かれた内容をサンスクリット文字に自動転換できる。


 インド市場でのイノベーションはサムスンの文化の一部になっていると言える。戦略の合理化 「Make for India」計画の最大の措置は、ノイダとティルッペルンブドゥールの産業パークでの生産基地建設である。ノイダの最初の工場は1996年に設立され、サムスンはその翌年にインドに進出した。2017年6月、サムスンはノイダの製造業拡張に4915億ルピーを投資し、携帯電話と冷蔵庫の生産量を倍に増やし、同国の巨大なニーズに応えると発表した。


 また、バンガロールに最初の研究開発センターを設立し、ノイダとデリーにも研究開発センターを設立した。これらはサムスンが将来を見通し、インドの経済成長に自信を持っていることを示す。


 サムスンはインドのIoTとAI分野をリードする準備を整えたと言える。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月10日

 

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