端午節の国内旅行の目的地の選択では、年代ごとの違いが徐々に際立ってきた。OTAの携程旅行網の責任者は、「中高年の観光客は相対的に時間にゆとりがある。よってシルバー族は北京、三亜、九寨溝、桂林、昆明などの観光地に集中する。特に九寨溝は、地震からの復興を経て再び大勢の観光客を呼び込むことが予想される。また『70後』(1970年代生まれ)と『80後』(1980年代生まれ)は現在人気の旅行目的地を選ぶことが多く、中でも成都や広州などのレジャー都市では観光客の増加が目立つ。『90後』(1990年代生まれ)は『ネットで人気の目的地』を選ぶ傾向が強い。このクラスターでは、ショート動画で人気になった西安や重慶などを選ぶ割合が上昇しているからだ」と説明する。
また好調な人民元相場、直行便の増加、査証(ビザ)の優遇措置拡大などにより、端午節連休に海外旅行に出かける人が目立って増えている。今年の端午節では、バリ島、プーケット島、モルディブ、サイパンなどの快適な南の島が主な人気旅行先となっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年6月14日