『日本経済新聞』は13日、日本で開催された国際会議「アジアの未来」において、ラオスのトンルン・シスリット首相が講演で中国の「一帯一路」が全世界にとって大きな意義を持つと話したと伝えた。
シスリット首相は、アジアが今後、開放政策を継続し、安定した世界の構築に努めるとの見通しを示した。これがグローバル化を推進し、相互の繁栄をもたらすとしている。
また、ラオスと中国の協力についても言及。ラオスが、中国との交渉を経て、鉄道プロジェクトに着手したと紹介した。同鉄道は、ラオス北部のビエンチャンとタイを結び、他の東南アジア国家ともつながる予定。これがラオスにとっては非常に重要なプロジェクトとなり、巨大な経済利益をもたらすことに期待を示した。「私たちは、債務負担を背負うことに不安は感じていない」と説明している。
ラオスはすでに、2020年に「後発開発途上国」から抜け出す目標を打ち出した。シスリット首相は、ラオス国内の投資振興と海外投資の誘致により、2024年には「後発開発途上国」から抜け出したいと話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月16日