高まる米中貿易摩擦への懸念から一部の投資家がリスク回避の姿勢を強める中、米機関投資家は依然として中国市場に商機ありとポジティブな見方を維持している。
ニューヨークの投資会社、グロースパートナーズの創業者でマネージングパートナーを務めるゲイリー・ギャラブラント氏はこのほど、米金融情報サービス大手のブルームバーグの取材に応じた。
同氏は、中国の都市化の発展がもたらす不動産投資機会と高齢化社会がもたらす商機に対し、依然としてポジティブな見方を持っていると指摘。中でも介護サービスの社会化に魅力的な投資機会が生じているとの見方を示した。
米大手金融ゴールドマン・サックスの共同社長兼最高執行責任者(COO)のデービッド・ソロモン氏は先ごろ開いた記者会見で、中国市場は極めて大きな商機をもたらすと指摘。今後とも中国市場での事業成長に注力するとの考えを示した。