AI翻訳機市場の見通しは明るいが、さまざまな課題にも直面する。現在、国内で主流のAI翻訳機の大部分は価格がかなり高く、中級・高級クラスの携帯電話を超えるものもある。ECプラットフォームの京東商城と天猫(Tmall)商城で「スマート翻訳機」を検索すると、どの製品もポケットサイズで、見た目にそれほど違いはなく、多言語間の相互翻訳が可能で、オフラインでも使用でき、価格は600~3千元のものが多い。
この海外旅行の「神器」は高価なうえ、観光客の多くは1年間にせいぜい2~3回しか海外に出かけないので、数百元から数千元でも買うというほどのニーズはない。そこでオフラインでの利用率が非常に低いということが、AI翻訳機の大きな課題の一つになっている。旅行会社の関係者は、「1年に1~2回しか海外に行かない人は、レンタル翻訳機の方がいいかもしれない。オンライン旅行プラットフォームが打ち出すレンタルサービスは、価格が数十元前後で、一番安いものはわずか17元だ」と話す。
価格が高くても、利用頻度が低くても、「神器」を購入したいと考える「リッチな消費者」はいるとみられる。そして今、翻訳が不正確、音声が不自然といった点が、AI翻訳機の今後の発展を制約するボトルネックになっている。実際に市場に出回るスマート翻訳機を試してみたところ、翻訳レベルが期待ほどではないことがわかった。たとえば「金髪」(ブロンドヘアー)を「ギリシャの贈り物」と訳したり、改まった場所で使うと不自然な合成音声が聞こえてきて非常に気まずい思いをしたりする。こうした問題を解決するために、AI翻訳機をさらに改良し、機械に学習させることが急務だ。
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