中国国家映画局によると、2018年6月30日時点で、中国の映画興行収入は前年同期比17.82%増の320億3100万元、観客動員数は15.34%増の9億100万人だった。うち国産タイトルの興行収入は189億6500万元に80.1%増加した。
中国本土市場で興行収入10億元を超えたタイトルは9本、うち国産タイトルは5本で、興行収入1億元を超えたのは41本、うち国産タイトルは19本となった。上半期は、国産映画が興行収入に大きく貢献し、そのシェアは59.21%に達し、前年同期を大幅に上回った。6月末時点で、全国スクリーン数は5万5623件の世界第1位となり、うち3Dスクリーンは4万9190件で88%を占める。
専門家は、中国の映画興行収入が映画スクリーンの増加と直接的な関係にあり、地方都市での映画スクリーンの持続的な増加に伴い、興行収入も伸びていると分析した。国産映画が興行収入の主力となり、映画の質向上にも貢献していると指摘。中国の映画興行収入は、奇跡的な成長を続けると同時に、中国の映画も力を発揮し続けているとの見方を示した。